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2001/4/2(月)16:55 - kumi (女)
 北斗星に乗る日は、雨でしたので、上野でのお花見はあきらめて、家でゆっくり待とうと思いましたが、どうも落ち着かず、早く家を出てしまいました。 
上野駅で駅弁を買って、お茶をして、本屋さんで立ち読みしてもまだまだ時間がありました。 
 
ホームで北斗星を待っていると、なんとなく懐かしい気持ちになりました。 
まだ大学生だった二十年近く前(ねっ!おばさんでしょ?!)、1人で上野駅から八甲田という急行に乗って、青森に住む友人に何度も会いに出かけたことを思い出したからです。 
八甲田の姿形は思い出せませんが、夜に列車に乗るという感じが懐かしい気持ちにさせたのだと思います。 
せまい座席に丸まって眠った辛い思い出と共に思い出しました。 
 
北斗星は混んでいました。 
一番の印象はきれいな列車だなあということです。 
老朽化という書き込みが多かったので、覚悟していたのですが、よくよく見ないと気にならなくて、トイレ以外は満足でした。 
安いツアーだったので、下段1つと上段2つになってしまい、下段に1人で乗っているおにいさんと一緒になりました(彼は観光という感じではなかったなあ)。 
やさしい方だったので、娘が上段にのぼったり下段におりたりを繰り返しても、嫌な顔をしないでくださって助かりました。 
なんどかおにいさんの下段に娘が足を踏み入れた時も、「いいですよ、そちらで3人はきついでしょうから、こちらに座ってください」と言ってくださいました(感動)。 
もちろんお礼を言って辞退しましたけれど......。 
 
ロビーカーは空いていたので、そこでお弁当を食べることができてほっとしました。 
食事をしていると、小学生らしき男の子数人が列車の中を走り回っていて、落ち着かないなあとちょっと思っていたら、「お子さんが食堂車などを走り回っているので、大人が付き添って車内を移動してください」というようなアナウンスがありました。 
食堂車はディナーの時間でしたので、当然のアナウンスだと思いました。 
娘も食堂車をのぞきたいといいましたが、パブタイムに連れて行くと約束し、のぞくことを禁止しました。 
 
お弁当を食べたら、私は眠くなってしまってしばらく寝てしまいましたが(主人と娘はトランプをしていたそうです)、主人の「パブタイムだぞ!」の声に飛び起きて、食堂車にいきました。 
はじめてみるグランシャリオはとても輝いてみえて、想像通りロマンチックで、私は感激、娘も大喜びでした。 
お腹がいっぱいで、ビーフシチューやストロガノフはちょっと食べられそうになくてあきらめました(残念)。 
ワインとソーセージとチーズにしました。とてもおいしかったです。 
あの雰囲気の中で食べたら、何倍もおいしく感じてしまいますね。 
娘も静かに過ごしてくれたので、安心しました。 
 
その後ぐっすり眠り、盛岡で一度目がさめて、その後は青函トンネルに入ったすごい音で目がさめました。 
主人は「外を見ても何も見えないぞ」と言って、寝てしまい、娘はあのすごい音でも目をさまさなかったので、私は1人でロビーカーに行き、ネオンのような赤や緑の北海道のマークや数字などを見て(あれは何ですか?)、北海道の雪景色を見てから再度眠りました。 
 
函館で目がさめたので、朝食のためにロビーカーで待機しました。 
しばらく待つと朝食がはじまり、一番乗りで和食と洋食を1つずつとり、3人で分け合って食べました。 
感想としては、正直なところ和食も洋食も、悪くはないんだけれど、まあこんなものかなという感じでした。 
ちょっと期待しすぎだったかな?(笑)。 
 
食事の後またまた寝てしまい(寝てばっかり(笑))、起きてからガイドブックをみたりしているうちに、隣のおにいさんが下車される様子でしたので、「うるさくしてすみませんでした」と挨拶すると、「いいえ、ちっとも。良い旅を!」と言ってくださいました。 
本当に良い方でした。 
 
そうこうしているうちに、あっという間に札幌についてしまいました。 
もっと乗っていたかったです。 
トイレがもうちょっときれいになってくれたらいいなということと、グランシャリオのドリンクメニューにリンゴジュースかなにか、柑橘形でも炭酸でもないものが欲しいなあと思いました。 
乗り物酔いで子供の頃苦しんだので、柑橘形や炭酸はどうも不安です。 
もちろん乗り物酔いにコーヒーなどはもってのほかです。 
 
来年また乗ろうねと娘がいいます。 
私もまた乗ってもいいなと思っています。 
 
北海道では小樽や小樽築港で遊びましたが、一番驚いたのは、雪が降っているのに、北海道の人達は皆薄着だということです。 
重装備しているのは旅行者だとすぐわかるくらいでした。 
とにかく楽しい楽しい旅でした。 
 
つまらない感想しか出てきませんが、これが私の北斗星初体験の感想です。 
 
こちらのHPで勉強させていただいたので、本当に楽しい旅になったと思います。 
管理人さん、皆さん、いろいろとありがとうございました。 
きっとまたいつか北斗星に乗りたいと思います。 
 
 
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