北斗星の家 旅レポ掲示板 過去ログ
前の記事へ] [次の記事へ] [記事一覧へ戻る] [TOPへ
【001085】 道東ぐるり湿原ラインの旅(第3部)〜波乱その2(2/23釧路〜札幌)
2003/3/2(日)02:23 - きみっぺ ()

あっという間に釧路に到着。フィッシャーマンズワーフMOOを見に行くという某氏とは
一旦お別れ。私たちは今回の旅行の最後を締めくくるスーパーおおぞら10号の改札開始
まで、駅コンコース周辺をぶらぶらする。
15時42分、折り返し10号となる5号が定刻に到着、車内清掃最中の15時50分に
改札開始となる。ご存じの方も多いことと思うが、通常、スーパーおおぞらが所定の6両
編成で運転されるケースはほとんどないようで、今日の10号も4両増結の10両編成と
いう出で立ちである。

清掃が終了、デッキに張られていたロープが外され、待ちに待った乗車開始。ツインクル
レディの「いらっしゃいませ」に迎えられ、電球色の間接照明が高級感を醸し出す3号車
のグリーン車内に足を踏み入れる。荷物をひとしきり整理したあと、深々と腰掛け、座り
心地を堪能。初めて乗る訳ではないのだが、つい嬉しくなって、電動のリクライニングや
レッグレストを意味もなく動かしてみる^^;。子供たちも最初のうちは面白がって操作
していたが、そのうち飽きたのか、いつしかゲームボーイに熱中している(−−;。

某氏が南千歳で降車される際、熟睡してご挨拶を失念する恐れもあったため、釧路発車前
に某氏が乗車する8号車へ出向き、お別れのご挨拶。自席に戻って間もなく、スーパー
おおぞら10号は一路、札幌へ向け出発した。283系は強大な馬力を有するエンジンを
フル回転させ、素晴らしい加速を見せる。グリーン車の検札は車掌ではなく、ツインクル
レディの担当。検札の傍ら、サービスドリンクの注文取りやおしぼりのサービスに余念が
なく、大変な重労働であることが容易に推察される。

程なく運ばれてきたコーヒーをすすりながら、まったりとした一時を過ごす。気が付くと、
カミさんと子供たちは少々疲れが溜まったのか、サービスのジュースをさっさと飲み干し、
既に熟睡中であった。私もそれにつられ、ついうとうとする。この居眠りのせいで、あとで
とんでもない目に遭うことも知らずに...。

池田の到着・発車には全く気づかず、帯広手前でどんよりと目が覚める。寝ぼけた頭でモゾ
モゾと体を動かし始めたとたん、斜め後ろから突然声が掛かってきた。
「お目覚めですか〜?」え゛!?何!?誰!?
後ろを振り返る。声を掛けてきた人を見るやいなや、私は「何でそんなところに乗ってるん
ですかぁぁ〜っ!!」とヒソヒソ声で絶叫(←周りのお客さん、お休み中^^;)した。
何と、ほっけさんである。訊けば、21日上野発の北斗星3号車内でご一緒だった野田さん
から、私がスーパーおおぞら10号に乗車すると聞き、急遽ドッキリを企んだそうである。
しかも、翌22日の札幌ミニオフに参加された五目飯さんとおやびんさんも既にご存じで、
ほっけさんから計画を聞いたお二方は大笑いしていたとのこと。私はてっきり、今回の行程
をご存じの野田さんが現れてくるものとばかり思っていたので、まさかほっけさんがいらっ
しゃるとは全く想像していなかった。「池田で居眠りしたばっかりに...ToT」。常時満席が
当たり前のスーパーおおぞらグリーン車が、乗車直前にゲットできるはずなどない、という
無意識の油断は確かにあった。でも、よりによって...。

すっかり打ちのめされつつも、その後はデッキの喫煙コーナーで、酒盛り紛いの楽しい歓談
のひとときを過ごす^^。程なくして、ほっけさんの携帯に野田さんから電話が入る。携帯
をお借りし、恨み節を立て並べるが(笑)、野田さんからの返答に、情報を漏洩した罪悪感
は全く感じられない(爆)。

新得を発車したあと、ほっけさんが一時的に場を離れる。トイレにでも行かれたのだろうと
思い、特段気にも留めていなかったのだが、戻ってくる姿の後ろに、これまた見たことが
ある人が見えるではないか。そう、野田さんである。てっきり、野田さんは私にバレバレの
ドッキリを諦め、札幌にいるのだとばかり思っていたのだが、先程の電話は新得からの電話
だったらしい。考えてみると、ほっけさんが現れたことで、ドッキリ終了と安心したのが、
そもそもの運の尽きだったようである。“してやったり”といった表情のお二人に、私は
すっかりとどめを刺されてしまい、せっかく2月から始めた[ドッキリリベンジ月間]は
志も虚しく、たった2/3ヶ月を以てあえなく挫折したのであった。

このままやられっ放しも悔しいので、私は悪魔に魂を売り、もう一人犠牲者を増やす決意を
固めた(爆)。そう、言うまでもなく、8号車に乗っている某氏がターゲットである。3人で
8号車まで遠征し喫煙コーナーに待機、私が何喰わぬ顔で某氏を車内に呼びに行き、お二人
に引き合わせた。某氏がその場に座り込んだのは、言うまでもない...。

色んな意味で内容の濃かった^^;今回の旅行も、いよいよ終わりに近づく。南千歳でお降り
になった某氏に車内から手を振るが、分かってくれたかなぁ〜。スーパーおおぞら10号は
札幌へ向けラストスパート。途中、某氏が乗車予定の北斗星4号とすれ違い、定刻の20時
13分、無事札幌に到着した。ほっけさんと野田さんとはホームでお別れ、私たちも帰宅の
途につき、道東周遊旅行はその幕を閉じた。


以上をもちまして、3日間にわたる旅レポを終わらせていただきます。想像を絶するような
^^;長文の連続で、大変申し訳ございませんでしたm(_ _)m。
また、駄文に最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございます。

では、失礼いたします。


前の記事へ] [次の記事へ] [記事一覧へ戻る] [TOPへ