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2002/9/12(木)01:11 - おかしら (男)
 皆さんこんばんは、おかしらです。 
 
 
第3回からずいぶんと間があいてしまいましたが、最終回をお送りします。 
 
あけぼの号をお見送りした後、腹ごしらえを済ませた私は 
弘前駅前からバスに乗り込む。時間帯もあるのだろうが、人はまばらである。 
小雨の降る中、目的地のバス停で降りるが、下車客は当然私1人だ。 
弘前城公園の中に入る。人が全く見当たらない。(笑) 
1時間ほど散策したが、すれ違う人はごくわずかだった。 
 
14:45、かもしか3号に乗り込む。 
なんと、この特急、指定+自由+自由&半室グリーンの3両編成(!)しかなく、 
すでに満席のため、通路に立つことに・・・ 
 
15:15、青森に戻ってくる。駅のそばに係留されている八甲田丸を見学する。 
内部は青函航路の歴史がわかる資料館になっており、海の上にあるため、 
時折、「ギギィ〜」という音とともにわずかながら傾くのがわかる。 
 
夕食をとった後、takumiさんと改札口前でお会いでき、 
色々とお話をさせて頂いた後、5番ホームに向かう。そう、「583系はくつる」である。 
ホームにはカメラマン数十人が準備万端、入線を待つだけの状態に。 
 
ほどなく、クリーム地にブルーの線が入ったどっしりと重量感のある車体がやってきた。 
ひとしきりフラッシュのシャワーを浴びて青白く光る。 
私も数回フラッシュを浴びせてから車内へ。通路を挟んだ両側にレールと水平方向に寝台が三段ある。 
小学生の頃に乗車したあのままで、なんだかタイムスリップしたように感じる。 
私の今夜の寝床は下段である。すでにシーツがセットされているが、寝台幅が完全に余っている。 
少し大げさかもしれないが、ロイヤルにもひけを取らないほどの幅があるのではないだろうか。 
 
しかし、天地方向は三段寝台のため、非常に低い。いとも簡単に頭をぶつける。(痛) 
窓には・・・カーテンがついていた。べネシアンブラインドではなかった。残念。 
今ではほとんどの車両が改装され、ブラインド付きは1両程度しか残っていないそうだ。 
 
21:00、定刻どおりにはくつる82号は青森駅を発車する。 
モーターがうなりをあげる。しばしビールとつまみとこの音を楽しむ。 
車内放送がかかるが、このうなり音のおかげで聞き取りにくい。(笑) 
検札後、チャットにお邪魔し、盛岡を過ぎたあたりで睡魔に襲われ、眠ってしまった。 
 
翌朝、おはよう放送で目がさめる。定刻どおりの運転で間もなく大宮とのこと。 
外はようやく明るくなってきたところだが、終点が近づいてくる。 
いつまでもこの時間が続けばいいと思うのだが、現実はキビシイものだ。 
 
5:58、定刻どおりに、はくつる82号は上野14番ホームに到着した。 
ここでもカメラマンの歓迎を受ける。朝早いのにここだけはずいぶんと賑やかである。 
こころなしか、583も少しやつれた印象を受けるが、 
仕事をきっちりこなした、という充実感も見える気がするのは私だけだろうか。 
 
 
以上をもちまして、今回の旅行記を終了させていただきます。お付き合い、ありがとうございました。 
 
最後に、takumiさん、海底駅見学は残念でしたが、近いうちにリベンジしたいと思っています。 
青森駅では、お土産・お見送りありがとうございました。 
 
それでは、失礼いたします。 
 
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