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2002/8/24(土)18:18 - とらん・ぶるぅ☆ (男)
 大月駅では、先に発車していた小淵沢行き各停を追い越していきます。 
富士急線ホームには元京王線の譲渡車と、 
パノラマエクスプレスアルプスのなれの果てが停まっていました。 
大月を過ぎてからは、振り子機構がフルに動いています。 
タタン、タタンと規則的に轍を踏む音が響き、 
時折チリチリと車輪が線路をこする音が聞こえ、 
窓の外の風景が、上に下に振れながら流れてゆきます。 
長いトンネルに入ると、一気に速度を上げたようで、 
小刻みな振動が強くなりました。 
長いトンネルを抜けたところで、速度を落とし軽やかな走りになります。 
周りはすっかり夕暮れ、山の向こうに隠れていた、 
雲の間から赤く染まった太陽が少しだけ見えます。 
眼下に、盆地と街並みがみえてきました。 
 
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