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2007/12/23(日)11:56 - TWILIGHT (男)
 管理人さん、皆様、こんにちは。 
 
いよいよ、クリスマスですね。子供さんを持つサンタさんの皆様、今年のクリスマス 
プレゼントの確保はいかがでしたでしょうか? 
ここ3〜4年はクリスマス商戦をターゲットとしたおもちゃやゲームメーカーの企業戦略 
にまんまとはまり、昨年、一昨年とお父さん一人でまだ夜が明けきらぬ早朝から並ばされ 
ておりました(泣)今年はゲームソフトだそうで、並ぶ必要も無く、購入もすんなりでし 
たのでカゼもひかずにぬくぬくとこの3連休のなか日を過ごしています。 
 
さて、表題の件、出しゃばらせて下さい。(。。。。。。。。。。) 
 
率直に言って「とうとう・・・・」という思いをしておられる方が多いと思います。私も 
その一人です。 
寝台特急「北斗星」に関しては供給過多なのは自分も含めてご乗車された経験のある方なら 
誰しもが思っていることであろうと推察します。 
ご存知でしょうが、東京(関東)から北海道への移動手段は鉄道利用によるものが約2%と 
数年前の年間統計で公表されています。ほかにフェリー、自家用車&連絡フェリーなど選択 
肢はまだいくつかあるものの、ザックリな数字で残り約95パーセント強以上は飛行機による 
移動との統計です。 
 
バブル景気の頃はリゾートブームもあって、リゾートとしての「北海道」、トレインクルーズ 
としての「北斗星」というのがうまくマッチングして、その鉄道利用による移動の数パーセ 
ントを充分まかなえたのでしょうが、低成長期の99年に「カシオペア」を誕生させたあた 
りから「北斗星」に供給過多の色合いが強く出てきてしまった感がします。 
 
供給バランスをとるためには、どうしようもない事実として、一定の観光客誘致よりもいかに 
ビジネスリピーターをつくるかということにほかなりません。 
カシオペアやトワイライトなど「乗ること」も目的の一つとした「観光列車」の色合いが強け 
れば活きる道はあるのでしょうが、カシオペアと同じ経路に走る「北斗星」2往復に同じレベ 
ルの性格を持たせるのは、やはり供給過多といわざるを得ません。また、走る時間帯・乗車時 
間を考えても一般企業にとってビジネス向きにカテゴライズされることは残念ながらないでしょう。 
 
2往復が1往復になるのは残念ですが、それだけ「適正供給に近づいた」と考えると、利用価値 
というのは格段に上昇したと考えることも出来ます。「北斗星」に乗ろうとする団体も含めたお客さん 
は、2本に分散していたのを1本に集約されることで利用率が上がれば、末永く「北斗星」は走り 
続けることになるでしょうし、そう願いたいとも思っています。 
 
ただ、青函トンネルの開通と北斗星の誕生の際、国鉄JRが沿線地域の利便性を損なわないように 
という配慮からの措置がいくつか消えるというのが驚きです。(←むしろこっちが驚いた) 
 
現行北斗星1号の函館からのいわゆる「ヒルネ利用」というのは、青函トンネル開通前の函館始発の 
札幌方面行き特急「おおぞら」、特急「北海」、急行「宗谷」など早朝4時台に発車する列車の代替 
の性格も持たせていたのは周知のことですが、今回の改正でこの区間に北斗星1号のダイヤを補完する 
列車の設定がアナウンスがありません。 
地方の地元企業としての性格もあるJRがトンネル開通当時と時代背景が大きく違うとはいえ、いよ 
いよ「地元利用客にも見える」かたちの「利便性低下」を実践してきたなと思いました。 
 
北斗星2号については青森からの特急「はくつる」、特急「ゆうづる14号」、急行「八甲田」など 
23時台後半に出発していた列車の補完として今回の改正では今後も機能していくようですね。 
 
 
ZEROさんの書き込みで 
>これは個人的な展望ですが新幹線が函館開業すると北斗星全てが・・・  
 
ここで「展望」という言葉の使い方が正しいのかはわかりません(きっと「個人的観測」と 
言いたかったのかな?)が、実際、新幹線の新函館開業、そして札幌開業となると、いよいよ難しい 
かも知れませんね。 
というのは、現行法体制の下では新幹線が新たに開業したら、その平行在来線区間の扱いはJR 
を離れるというものがあるため(最近では盛岡〜八戸、軽井沢〜篠ノ井、九州新幹線開業区間など; 
法が成立以前に開業している区間は除く)なのですが、北斗星の経路にこれ以上第3セクター区間が 
増えると、さらに運賃に大きな影響を与えます。 
 
「世界一高い航空運賃」と揶揄されている日本の航空運賃ですが、実際にはそれにJRの運賃は事 
実上、追いつき、そして追い越してしまっている現状では、3セク区間の増加にこれ以上の値上げ 
は本当に寝台車の存続は厳しくなると思います。 
 
鉄道ファンの一人として九州寝台特急については大変ですが、旅行会社・エージェントの発行する 
パンフレット等をながめると、「北斗星で行く○○の旅」など北斗星に付加価値をつけたツアーも 
まだまだありますので、列車としての存続意義はあると思います。 
九州は・・・・・・なのですが・・・・・・ 
 
今年は北海道に4回行くことができました。いずれも休暇・旅程の関係で飛行機でしたが、来年は 
北斗星かトワイライトを利用して上陸したいと思っています。 
 
長文失礼しました。 
 
追伸:実はスーパーとかち1号以外にも前日スーパーおおぞら8号も撮影しておりました。 
   同じ区間。 
 
 
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