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2002/1/12(土)00:26 - たそがれ特急 (男)
 皆様、こんばんは。たそがれ特急です。 
 
昨夜に引き続きまして、トワイライトEXP編 その2をお楽しみ頂けたらと思います。 
それではまた暫く、お付き合い下さい(^^) 
 
 
既にサントリーロイヤルとワインを空けて上機嫌の私を乗せたトワイライトは若干の遅れを 
出しながらも順調に北上を続ける。 
15:05、加賀温泉を通過。車窓に見える大観音像の案内放送が入る。トワイライトでは沿線の 
名所や風景、停車駅の街の歴史や特色まで事細かに案内放送がされる。しかも運転停車のみの 
武生の街の案内までするという徹底ぶりだ。それはやはりこの列車が乗る事を楽しみとする 
観光列車である事を前提においている為であろう。 
 
15:40定刻通り金沢着。飛ばしている様には感じられなかったが、5分の遅れをここで取り戻して 
しまった。高岡、富山と定刻通り順調に走り続ける。 
このあたりで前日からの疲れが少々出てきたようなので、横になる為入り口横にあるスイッチを 
入れる。すると背ずりが手前に倒れてきて、たちまちダブルベッドのできあがりである。 
1人利用であっても当然ベッドはダブルにする!これもロイヤルの特権である(^^) 
そして横になってウトウトしていたらすでに17:20、もうすぐディナーである。 
ここで現在走行中の親不知の説明と、この辺りの日本海に沈む夕日、黄昏時がこの列車のコンセプトと 
命名の由来であるという案内放送がはいる。 
この案内放送こそが、私の大のお気に入りであり、私のHN『たそがれ=トワイライト、 
特急=エクスプレス(あえて急行ではなく特急と訳す)』もここから頂いたものである。 
最も今日はたそがれ時など全く縁の無い灰色の冬空であるが・・・ 
 
17:30プレヤデスのスタッフが直々にディナーのお迎えにくるが、案内放送は無い。 
その理由が3号車に行くとわかった。テーブルがセットしてあるのが3卓5名分。そして 
1回目のディナーの客は私1人のみ!(爆) 
一人きりのディナー、これほど虚しいものは無い。3人いるスタッフも暇を持て余し気味だ。 
味の方は、美味しいのだけれど何か物足りない。その理由はやはり一緒に食事をするパートナー 
(妻)がいない事とメインディッシュにステーキが無い事であろう。それほど狂牛病騒ぎに 
神経質にならなくてもいいと思うのだが。むしろ今の方が検査体制がしっかりしていて安心だと 
思うのであるが・・・。そういえば口直しのグラニテ(シャーベット)も無かったな・・・ 
今回は会席御膳にすればよかったと思っても後の祭りである。そして18:15、あと45分も 
残してご馳走様(笑)今日はスタッフも楽だろうに。やはりこれからは暫くシーズンオフで 
こういう日もよくあるらしいとの事、仕方がないのであろう。 
ディナー中から外は激しく雪が降り出し、稲光りもし始めた。無事札幌に着くといいのだが。 
ディナーも終わり自分の部屋に戻る。スイート、ロイヤルは隣の1号車5番を除き埋まった様である。 
 
19:38、新津を発車。あとは北海道に上陸後洞爺まで客扱いの扉が開く事は無い。残りの 
ロイヤルもここで埋まったようである。 
 
21:00、パブタイムに向かう。しかし目的のカクテル夕日、漁火はメニューには無い。スタッフに 
尋ねると、かなり前に無くなったとの事。仕方なくビールと生ハムサラダを注文、適当に切り上げ 
部屋に戻りシャワーを浴びる。好きな時間にシャワーを浴びる。これもロイヤルとスイートに 
与えられた特権である。そして寝間着に着替えると21:43鶴岡に運転停車。日本海2号と 
待ち合わせのハズだが向こうは15分程遅れていてその間、待ちぼうけをくわされる。そして 
21:54、両方同時に発車。向こうのカマ(機関車)もトワイライトカラーのEF81である。 
 
さて、私も2泊目で睡魔が襲ってきたので寝るとしよう。青函トンネルのイベントまでは 
起きていられそうにない・・・ 
 
朝5:00、五稜郭で目が覚める。30分程遅れてるようである。5:05北斗星ニセコスキー号が 
猛然と通過していく。今夜NABEさんが乗る車両だ!そしてもしトワイライトが取れなければ 
あれに乗っていたのだろう・・・。3分後、向きを変えて発車、青函トンネルでのカマは知る由も無い。 
 
七飯あたりまでは車窓に見える街明かりが星をちりばめた様でなかなかキレイである。 
函館の街のように$1,000,000の夜景とまではいかないが。 
外は雪は降っていない。月もハッキリ見える。もうひと寝入りしよう。 
 
6:20、朝の放送で目が覚める。早速目覚ましに朝シャンを浴びる。シャワーは2人利用を前提に 
20分利用できるように設定してあるので結局5分以上あまってしまった。最も1人で 
15分は使いすぎか?(笑) 
 
6:50、スタッフの女の子がモーニングコーヒーを届けてくれる。夜も明けて外はあたり1面 
銀世界である。雪見コーヒー、おおこれぞ冬のトワイライト! 
 
7:12、洞爺着。28分遅れである。まあこれ位の遅れなら、スーパーホワイトアロー7号 
には間に合うだろうと思っていたら「南千歳でスーパーとかち1号と札幌でオホーツク3号に 
乗り継ぐ方は車掌までお知らせ下さい」との放送がはいる。オホーツクは多少待たせれば何とか 
なるだろうがSとかちは待たせるのは無理だろうから1時間後のSおおぞら3号に振り替えるのであろう。 
そして朝食の案内があり3号車へ。洋食をいただく。しばらく内浦湾沿いを走ると右手に 
白鳥大橋が見えてくる。きみっぺさんは、いつここからバンジーをしてくれるのであろう(大核爆) 
 
朝食を終え、部屋に戻ると朝刊が置いてあり、そして登別に到着。このあたりから雪が 
少なくなってきた。所々地面が見える。しかし川は所々凍っている。さすが冬の北海道! 
 
白老あたりから両サイドに牧場が広がり何頭もの馬が放牧されている。その殆どが服を 
着せられている。やはり馬も寒いのであろう。 
 
8:31、苫小牧を26分遅れで発車。このあたりからまた雪の量が増える。 
 
右手に新千歳空港が見えてきた。8:51、26分遅れのまま南千歳着。ここで何と快速エアポートを 
先行させるために5分ほど停車!おいおい、こっちは特急だぞ(苦笑)まあいまさら25分遅れだろうと 
30分遅れだろうとたいした違いはないのだが。その間にJAS便が離陸してゆく。 
そして8:55発車。次はもう終点の札幌。降りるのが名残惜しいが30分余計に乗れたのだから 
ヨシとしよう。到着間際にNABEさんから電話が入る。30分遅れている事を話すと 
羨ましそうであった。そして札幌市内に入り「いい日旅立ち」が流れると21時間半続いた 
トワイライトエクスプレスの旅もフィナーレを迎える。でもまだ乗っていたい(笑) 
 
そして9:39、結局31分遅れで札幌着。次回は是非リニューアル編成に乗ってみたいものだ。 
この後はSホワイトアロー7号で、五目飯さんの待つ旭川へ向かう・・・ 
 
 
これにて2回に分けてのトワイライトエクスプレス編は終了です。 
この後も、よろしければ道内編、北斗星2号〜帰宅編と続く乗車記にお付き合い下さい(^_^) 
 
 
それでは、今日はこの辺で失礼致します。 
 
 
 
 
 
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