|   まず、北斗星に乗るためには寝台券が必要です。種類は下記のものがありますので一つ選びます。おすすめは、一人旅ならリッチに「ロイヤル」か「ソロ」、二人旅なら「デュエット」でしょう。
 (値段は上野〜札幌までの特急料金込み)
 
| A寝台1人用個室(ロイヤル) |  
| 北斗星で一番豪華な部屋です。値段も一番高い。補助ベットで2人で利用することも可能。 ¥20,070(1人利用時)
 ¥32,500(2人利用時)
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| A寝台2人用個室(ツインデラックス) |  
| グリーン寝台の2人用個室です。 ¥32,480(1室)
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| B寝台2人用個室(デュエット) |  
| 普通寝台の2人用個室です。 ¥18,380(1室)
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| B寝台1人用個室(ソロ) |  
| 普通寝台の1人用個室です。 ¥9,190
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| B寝台 |  
| 通常の開放型寝台、2段ベットが向かい合わせに並んだタイプ。 ¥9,190
 |    当然ながら、乗車券も必要というわけで、旅の計画に合わせて用意します。(値段は上野〜札幌まで)
 
| 片道乗車券 |  
| 通常の乗車券 片道¥16,080(別々に購入すると往復で¥32,160)
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| 往復乗車券 |  
| 往復の乗車券、片道600キロ以上の場合おのおの1割引となる。 但し、往復在来線経由の場合に限る。片道を新幹線経由にした場合は適用外
 往復¥29,520
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| 周遊きっぷ |  
| 片道201Km以上の往復きっぷにゾーン券を合わせたもの。 往復のきっぷは通常料金の2割引となる。
 ゾーン券は5日間有効で、使用出来る範囲により数種類用意されています。
 周遊きっぷについてはこちらもご覧ください。
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| 得々キップ |  
| ぐるり北海道フリーきっぷなどのきっぷを利用する。 但し、利用期間が限定されていますので、注意が必要です。
 北海道内では特急・急行の普通車指定席が乗り降り自由なきっぷです。
 行き帰りは、新幹線またはB寝台、ソロ個室が利用できます。
 料金¥43,000(5日間)7〜9月
 料金¥33,500(5日間)それ以外
 得々キップについてはこちらもご覧ください。
 |    寝台券を買う場合には、指定券申込書に記入しなければなりません。申込書には、駅によって2種類あるようです。
 ・第一希望から第三希望まで記入欄があるもの  <記入例> (132,471 Byte)
 ・1種類しか記入欄がないもの         <記入例> (131,998 Byte)
 
 記入例は、12月31日、上野〜札幌までの、北斗星1号、B寝台1人用個室の例です。
   まず第一に旅行の計画を立てましょう。北斗星の寝台券をGETするのは大変なことです、特にシーズン中はむずかしいので、少なくても
 1ヶ月以上前から計画を立て始めてることが大切です。(寝台券の発売日に間に合うようにする。)
 計画も2種類以上計画しておいたほうが良いでしょう。
 なぜなら、もしキップが取れなかった場合に、旅行自体が成り立たなくなってしまうからです。
 例えば、7月の第一金曜日出発の正規の計画と、ダメな場合のために第二金曜日出発の予備の計画
 の2種類を立てておきます。
 宿泊施設は、泊まるホテル・旅館のみを決めておきます。1ヶ月前なら、確実に予約出来るでしょう。
 もし心配な場合は2つとも予約しておいて、キップの取れかたで片方キャンセルすればよいでしょう。
 キャンセル料も7日前くらいなら取られませんので...。
 でも、宿泊施設に迷惑が掛かるのでキャンセルは早めにしてください、それに事前にキャンセル料など
 の確認も忘れずに行なってください。(後で問題の原因になりますので必ず確認すること。)
 ここが第一の難関です。さあ、気合いを入れて挑んでください。寝台券の発売日は、乗車日の1ヶ月前の10時からです。
 1ヶ月前に同じ日が無い場合は翌1日の発売になります。
 (3月30日、31日は2月30日がないので3月1日発売になります。)
 キップの買える所は、駅のみどりの窓口、JR旅行センター、大手旅行代理店などです。
 
 みどりの窓口での買い方は、
 1)備え付けの指定券申込書に必要事項を記入します。
 2)申込書を窓口に提出すると、係員が機械に入力操作してくれます。
 3)希望のキップが出てくればOKです。
 10時ジャストに発券してもらえるように早めに行動してください。特に人気の個室寝台は数分で
 売り切れとなりますので、購入場所も考慮してください。ロイヤルは5秒で売り切れてしまいます。
 旅行センター、旅行代理店で購入する場合は、営業時間が10時や11時からなので、当日の手続き
 では間に合いませんので、前日までに予約というかたちでの申込となります。
 旅行会社によっては、数ヶ月前から予約を受け付けている所もありますので、計画が立った時点で
 相談してみると良いでしょう。会社によって、宿泊とセットでの依頼が条件のところもあります。
 第二の難関です。上り列車のほうが比較的容易に手に入ります。買い方は、行きの時と同じですので、同様に行動してください。
 行きと帰りのキップが手に入ったら今度は乗車券を購入します。帰りの寝台券が購入出来た時点で同時に購入するのが良いでしょう。
 計画に沿った乗車券を購入してください。
 また、グランシャリオでディナーを食したい場合もこの時点での購入が良いでしょう。
 キップが揃わずにキャンセルする場合に、キャンセル料(¥200)が無駄になりますので。
 道内での移動に必要な列車のキップやレンタカー、宿泊施設の予約などを早めに手配しておきます。   北斗星をバックに記念撮影をするなら、上野駅がBESTです。発車までの時間を利用して思いっきり撮影してください。
 終点札幌での撮影は不可です。前後の車両がホームからはみ出してしまいますので、ヘッドマークなど
 見えませんのでご注意ください。
 あとは発車までの時間がある函館駅での撮影が可能です。ブルーのディーゼル機関車をバックに撮影が
 できます。でも函館到着は早朝なので朝寝坊の人にはつらいかもしてませんね。
 グランシャリオ(食堂車)でのディナーを予約されている場合は問題ありません。約1時間半のディナータイムを満喫してください。ポラロイド写真の撮影のサービスもあります。
 そうでない方は、駅弁か、パブタイムでの食事となります。
 パブタイムは、21時頃(列車やその日の準備状況により異なる)からになりますので、
 それまで我慢出来ない方には駅弁をお勧めします。
 それに、下り列車(札幌行き)のパブタイムはかなり混んでいますので、食事にありつけない可能性
 もあります。やはり列車の旅には駅弁が一番似合います。
 上野駅構内にはいろいろなお弁当屋さんがありますので、そこで購入すると良いでしょう。
 北斗星の車内販売は期待出来ませんので、飲み物やお菓子、おつまみなどは事前に購入しておいたほうが安心です。車内にも飲み物の自動販売機がありますが、種類が少ないので自分好みのものを事前
 に購入しておくことをおすすめしますが、ぬるくなってしまうのが難点です
 これらは13番線のミニコンビニで購入できます。ここは出発時間にあわせてオープンします。
 上野駅構内の大連絡橋通路には書店やCDショップ、雑貨、駅弁などのお店が並んでいますので、
 出発を待つ間にここで必要なものを購入できます。
 私の場合は、空調により喉が渇くので、いつも500mlペットボトルのスポーツドリンクを購入して
 います。キャップがあるので少しずつ飲めますし、倒してもこぼれませんので便利です。
 それに週刊誌や漫画雑誌なんかを購入しておけば、暇つぶしにもなります。
 北斗星にはシャワールームが付いています。夏にはうれしい設備ですので、おおいに利用しましょう。利用するには、まず食堂車に行きシャワーカードを購入します。このとき利用時間の予約をします。
 利用時間は30分、シャワーは6分間です。早く購入しないと良い時間帯は予約されてしまいますので
 乗車後すみやかに購入することをおすすめします。
 ロイヤル個室をご利用の方は、個室内に専用シャワーがありますので、お好きな時間に利用出来ます。
 リセットボタンを押せば何回でも利用出来るそうです。
 ロビーカーでくつろいでいると、どこからともなく北海道の情報が耳に飛び込んできます。グループや友人同士でそんな話をしているからです。ちょっと話に加わってみると思わぬ話が聞けたり
 します。これから北海道に行く人、帰る人、北海道通の人など色々な人が乗車しています。
 北斗星の社交場であるロビーカーで情報交換してみてはいかがですか?。
 泥棒さんの餌食や、痴漢さんに覗かれないように、戸締まりを忘れずに確認しましょう。個室はカギ、他はカーテンをきっちり閉めてください。
 窓のカーテンも閉めてください、朝起きたらホームから丸見え、なんて事のないようにしてくださいね。
 さあ準備OK!、シーツを敷いて、浴衣に着替えて、おやすみなさい。
 車窓の景色で、私的に気に入っているものを紹介します。1)宇都宮付近で進行左手に、日光の男体山が夕焼けをバックに見えます。
 2)青森駅手前から進行右手に、闇に光り輝く青森ベイブリッジが見えます。
 3)青函トンネルの中央を過ぎると左手に、電飾表示が「ようこそ北海道へ」とお出迎え。
 4)函館駅を過ぎると進行左手に、大沼と駒ヶ岳が美しい姿を現します。
 深夜から早朝にかけてのものばかりですので、見る際は無理はしないでください。
 3、4は時間が短いので注意して見ていないと見過ごしてしまいます。
 グランシャリオでの朝食は6:30から、予約不要で利用できます。飲み物だけでもOKです。メニューは、和食と洋食で、値段はともに1600円です。
 和食は限定10食で一番で行かないとすぐ無くなってしまいます。(皆さん和食を注文するようです)
 和食は、焼き魚・板海苔・煮物などに味噌汁と日本茶がつき、ご飯も大盛りである。
 洋食は、ハムかベーコン・卵料理・サラダ・パン・ジュース。
 8時ごろからロビーカーでJR北海道の乗車記念グッズの販売があります。日によって場所や時間が違うことがありますので、車内放送で確認してください。
 そうこうしている間に、もうそろそろ札幌となってしまいます。忘れ物の無いように身支度を整えて、
 下車の準備をしてください。
 終点札幌に到着です。16時間半の鉄道の旅ですが、終わって見ると不思議とあっと言う間だったように感じるでしょう。
 さあ、北斗星に別れを告げて、ここからが、本当の旅の出発です。
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